一般課程試験の概要
一般課程試験とは
「一般課程試験」は、生命保険協会が主催する「業界共通教育課程」試験のひとつです。生命保険の基礎知識を修得することを目的とした試験で、保険契約の募集を行う生命保険会社や保険代理店の募集人は、必ず合格する必要があります。また、募集人だけでなく本社の総合職も受ける試験です。
募集人とは?
募集人は生命保険を販売する人の正式名称です。生命保険を販売するには、生命保険協会が行っている募集資格試験に合格し、内閣総理大臣の登録を受けます。この生命保険の募集人資格が「一般課程試験」であり、「生命保険販売資格」とも呼ばれています。
申込方法
一般課程試験は毎月開催されています。受験回数に制限はありません。生命保険会社に所属している場合は、受験費用は所属会社が支払います。保険代理店の場合は代理店側が支払ってくれます。
この試験は最も基礎的な簡単な試験であるため、何度も受験する方はいません。基本的に一発で合格する試験です。
生命保険協会の業界共通試験は、生命保険会社や代理店所属の社員以外は受験することができません。一般課程試験も申し込みは所属会社を通じて行います。
したがいまして、生命保険会社に所属する方は、個人で手続きする必要はなく、営業人事担当の方が申込日を管理し手続きを代行してくれます。これは試験を「いつどこで受けるのか」を管理する目的でもあります。
一方で、生命保険代理店で募集人資格を取得する方は、生命保険会社から指示された「代理店ユーザー向けのログインページ」から代理店受験番号を入力して、各自で申し込みを完結させます。ログイン後の流れは以下のとおりです。
- ユーザー登録
- (ユーザー登録後に受付番号のメールが到着する)
- ポリシーへの同意
- (お知らせがポップアップ表示され確認を押下する)
- 試験会場の選択
- (会場情報検索で会場空き情報を確認し、都市コードを控える)
- 申込手続き・申込完了
- (必要事項を入力する)
- 受験費用の支払い
- (コンビニやクレカ、ペイジーで支払いする)
- 受験票ダウンロード&印刷
- (受験費用の支払い完了後、ダウンロード可能となる)
- 試験当日
- (受験票、写真付の身分証明書を持参して受験する)
試験の位置づけ
一般課程試験は生命保険に関する最も基礎的な試験です。合格後は「専門課程試験」「応用課程試験」「生命保険大学課程試験」を受講していきます。「生命保険大学課程」まで修了すると、『トータル・ライフ・コンサルタント〔生命保険協会認定FP〕(略称TLC)』の称号が授与されます。
これらの試験と並行して「変額保険販売資格」「外貨建保険販売資格」の試験が実施されています。生命保険には投資信託を組み込んだ変額保険や、運用を外貨建てで行うものがあるため、そのリスクに関して正しく伝えられるよう学習していきます。