生命保険の一般課程試験に不合格だった(落ちた)場合は?
生保一般課程試験はしっかりと準備して受ければ落ちることはまずありません。では、仮に不合格だった(落ちた)場合はどうなるのでしょうか?それは、保険会社や上司によって対応が異なります。
生命保険は、亡くなったときや病気のときなど、万一に備えて加入するものです。そして、既に病気になっている人は加入できず、健康な人にお勧めするという点も生命保険の大きな特徴です。健康な人に万一のリスクの話をするわけですから、「晴れの日に傘を売るようなもの」です。
多くの人にとって、万一のことは考えたくないことですから、生命保険販売は嫌われてしまう仕事のひとつともいえます。
そんな嫌われる生命保険販売に必要な最低限の知識が、「一般課程試験」です。嫌われる仕事である上に、一番基本的な知識試験が肌に合っていないと感じるならば、その後の仕事においても大きなストレスを感じることになるでしょう。
試験に落ちてしまった状況をどのように捉えればよいのでしょうか
1回落ちてしまったら?

人間に失敗はつきものです。「体調が悪かった」といった説明で、上司に納得してもらいましょう。上司も、更に上の上司に説明を求められるので、納得できる理由があれば、1回落ちてしまうことくらいは大目に見てくれます。その代わり、2回目の試験では、その汚名を返上するために高得点で合格する必要があります。
2回以上落ちてしまったら?

会社の上司にとっては、少し頭の痛い問題です。
試験の費用や保険販売するまでの研修期間が伸びることで被る損失もありますが、「なぜ、そのような人を採用したのか?」「どのような指導をしているのか?」といった意見が、他の部門から出てくることを上司は恐れています。このような逆風の中で、あなたに厳しい言葉を浴びせる上司がいてもおかしくありません。
なぜ、そこまで厳しい口調になるかというと、真剣に向き合えば落ちない試験だからです。あなたが一生懸命取り組んだにも関わらず落ちてしまったのだとするならば、今後のキャリアは見直した方がよいかもしれません。
証券会社にも外務員試験などがありますが、その試験と比較しても生命保険の一般課程試験は簡単な試験です。もし落ちてしまったのであれば、金融業界は自分に合わない業界だと認識する必要があります。
この試験を乗り越えさえすれば、自分にはお客様と向き合えるだけのコミュニケーション力があると信じられるならば、再チャレンジを申請してみましょう。もし、先のコミュニケーションに関しても不安があるのであれば、残念ながら保険募集人の仕事は断念した方が得策です。
金融以外のお仕事で、改めて仕事を選び直した方がストレスも少ないでしょう。